#通読 2016年12月分まとめ
◆12月2日 黙示録2:25「わたしが行くときまで、今持っているものを固く守れ」。〈固く守れ〉はNIVでは〈hold on to〜〉で、〜にしっかりしがみついている、の意。私達の信仰が強靭だから御教えを守れるのでなく、堅固なイエス様にしがみつくのだと考えると荷が軽い。 ◆12月4日...
View Article『みどりの揺籃』より
三枝浩樹の歌集『みどりの揺籃』を読了。目に留まった歌を引いておきます。 ・病む者のなべてを仰ぐ目の位置やその視野に降る雪は翳りて ・癒さるることを否みて病むひとに苦の祖国苦のキリスト寄れり ・みずからをあやめるごとく食断ちしシモーヌ・ヴェーユ一滴の水 ・ベンハーに一椀の水あたえにし砂漠のひとぞ無力なりける ・苦しむということ神に近づくや春雪は降るかの暗きより...
View ArticleTEAPOND福袋ゲーーット(^o^)/
昨年はつかみ損ねた(つまり一昨年に注文のタイミングを逸した)TEAPOND(ティーポンド)のお茶の福袋を、今年は無事購入することができました!! 前もって告知されていた第一回目の予約開始日時は、何と12月上旬の金曜日の深夜0時。そのため、前日の木曜日の日中は無理せずダラダラし、普段なら20時頃に飲んでいる眠剤も服用しないまま、時間を待ちました。...
View Article一首鑑賞(39):三枝浩樹 “「聖顔」の黄の人はまなこ瞑りおり”
「聖顔」の黄の人はまなこ瞑りおりそこ過ぐるときただようわれは 三枝浩樹『みどりの揺籃』 この歌は、三枝が清春美術館に立ち寄っての感懐を詠んだものである。一連の詞書から、「聖顔」の絵はジョルジュ・ルオーの手に成るものの一つと判る。 インターネットで「ルオー...
View Article一首鑑賞(40):葛原妙子「はつかなるかなや月光を賜ぶ」
おほきなるみ手あらはれてわれの手にはつかなるかなや月光を賜ぶ 葛原妙子『鷹の井戸』 葛原妙子は周りは皆クリスチャンという家系に育ち、自身若い時よりイエスに対して並ならぬ関心を抱きつつも、洗礼を受けたのは死の五ヶ月前の78歳であった。葛原は、 日常のうちに見てはならぬものを視、聞いてはならぬものを聴きだし、自在に詠む歌風から、「幻視の女王」と歌人の塚本邦雄に称された。...
View Article『帰潮』より
佐藤佐太郎の歌集『帰潮』を読了。目に留まった歌を引いておきます。 ・胸にふく嵐のごとくかくありて怒のために罪を重ぬる ・道の上にあゆみとどめし吾がからだ火の如き悔(くい)に堪へんとしたり ・連結を終りし貨車はつぎつぎに伝はりてゆく連結の音 ・怠惰なるわれの起居(おきゐ)に得しものを歌に作りぬ命のごとく ・香炉ふる鎖が鳴りて虔しき心をさそふ音をきかしむ...
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