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Channel: 水の門
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ヴァイオリン&リコーダー コンサート@韮崎教会

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昨日は、韮崎教会で ヴァイオリンとリコーダー(およびヴィオラ・ダ・ガンバ)の奏者をお招きしての クリスマスコンサートがありました。
今回お呼びしたヴァイオリニストの遠藤記代子さんは私が大学生の頃に知り合った方。当時は気安く接していましたが、その後 留学などもされて、今は海外での演奏活動などにも出掛けられて大活躍中です。韮崎教会では、過去に3回のチャペルコンサートを行ってきましたが、そのアンケートのたびに「ヴァイオリンの演奏が聴きたい」というご希望を沢山いただいていました。それで、彼女に連絡を取ってみたわけです。私が山梨に移り住んできたこともあって、記代子さんとは長らく音信不通になっていたのですが、昨今のSNSのネットワークの力は凄まじいですね!メッセージを送ってものの一時間と経たないうちに彼女から返信が来て、お互いの携帯のメールアドレスを交換しました。彼女から、長年デュオを組んでいるリコーダーの星典子さんにお声をかけていただいて、今回のコンサートが実現しました。
記代子さんと実際に言葉を交すのは十数年ぶりです。当日は、緊張からでしょう、まだ明け方にもならないうちに目覚めて、書き物などしていました。彼女のネット上の近影などでは、学生時代に比べグッと垢抜けて見えましたから、久しぶりのご対面はドキドキものでした。開演の2時間ほど前に韮崎駅にお越しになるということでお迎えに上がりましたが、私の姿を見つけた彼女はパッと手を振ってくれました。変わらぬ親しみやすさにホッとしました。
教会に着くと、彼女達はチャペルに入ってすぐ音出しをし、オルガンの方と音合わせに。準備のために早く来ていた委員会のメンバーは、チャペルの扉を隔てて ロビーで「ヴァイオリン、いいね!」「温かい音だね」「アルトリコーダーであんなに音を綺麗に響かせるのって難しいんだよね」など口々に話していました。
本番は、「ひさしくまちにし」で厳かに幕開け。続くヴァン・エイクの讃美歌変奏曲「詩編118編」のリコーダー・ソロでは、透き通ったリコーダーの音色が会堂に伸びやかに響き渡り、会場中がうっとり。「みつかいうたいて」という讃美歌としても知られるトラディショナル「グリーンスリーヴス」は、一曲の中に躍動感と静謐さを兼ね備えた変曲が施されていました。(終演後、教会員さんで「グリーンスリーヴス」が大好きだという方が、興奮気味に褒めちぎっていたのが印象的でした。)
後半は、バッハで固めたプログラムが披露されました。バッハの〔無伴奏ヴァイオリンのためのパルティータ〕から「ロンド形式のガボット」が聴けたのには感無量。艶やかで華のある演奏に聴き惚れました。「主よ人の望みのよろこびを」では、教会のオルガニストのGさんも加わってくださり大団円。
その後、三曲ほどクリスマス讃美歌をみんなで一緒に歌いました。ヴァイオリン、ヴィオラ・ダ・ガンバ、オルガンという贅沢な伴奏に乗っかって歌うのは、とても心地良かったです。
讃美歌の後、案の定 アンコールを求める手拍子が始まって、その場を取りなすのにちょっと苦労しました(苦笑)。でも確かに、もっと聴きたいという皆さんのお気持ちは、私も同じでした。

          *       *       *
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ヴァイオリンの遠藤記代子さんが最近、本を出版されました。

『遠藤記代子の かっこいい!ヴァイオリン ベーシックスタディ [基礎編]』という本で、彼女が音楽教室で指導している【ヴァイオリン体操】について、分かりやすいイラストをふんだんに使って解説されています。

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