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『マリアのいない夏』より
河野小百合の歌集『マリアのいない夏』を読了。目に留まった歌を引いておきます。 ・失(なく)したくないなら地上(つち)におろしなさい十センチほどの鳥が来ている ・産むことのないウエストのやわらかさ明日は私のために生きたい ・箱庭に地獄をつくる秋の午後すべてを宥してきたとおもいぬ ・銀色のマウスの冷えを少しだけ違える秋のデスクにつきぬ ・点火祭のふけゆく夜の中庭に少女がすてるグラスの真水...
View Article#toritanka(じわじわ追加中)
初めからある程度は予想していたことですが、来年の干支「酉(鳥、鶏)」にまつわる短歌が見聞きするだけでも沢山あり過ぎます。今後の管理にも難渋しますので、Twitterにメモしてきていた #toritanka をここら辺で一旦公開にします。また折々に追加もしていきます。 *来年の干支短歌が思いつきましたので、とりあえず #toritanka の蓄積はここで終了したいと思います。(2016年7月3日)...
View Article一首鑑賞(32):河野小百合「失したくないなら地上(つち)に」
失(なく)したくないなら地上(つち)におろしなさい十センチほどの鳥が来ている 河野小百合『マリアのいない夏』...
View Article#通読 2016年7月分まとめ
◆7月1日 新改訳ローマ14:8「もし生きるなら、主のために生き、もし死ぬなら、主のために死ぬのです」。先月「年内に(乳癌術後)5年目の検査をして終了しましょう」と医師が仰った。予後良好らしい。乳癌になって言葉によらぬ証しができたが、今後は何か別の仕え方があるのかも ◆7月8日...
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