① 一日通所。昼休みに、いつものメンバーの隣で江國滋『俳句とあそぶ法』の最初のほうを少し読んだ(この本は何年も前に、元牧師夫人より亡きご夫君の蔵書を譲り受けたものの一冊)。隣にいるメンバーが最寄り図書館の借り出し可能冊数を訊いてきたので10冊だと教えたが、物足りない冊数のようだった。「読むの速いんだ、、凄いな……私は本当に読むのが遅くて、一冊を延長手続きしても読み終わらなくて、さらにまた借り直してやっとという感じだよ。分厚い本だと、延長手続きの借り出し×5セットとかになっちゃいそうな場合は買っちゃうけどね。いわゆる普通の文章じゃなくて対談集とかは十代の頃から読めてたけどね。私自身はふだん喋れる人じゃなかったのに、読む分には喋り言葉が良かったんだよ」と言い、この江國滋さんの本の奥付けの後ろの広告ページに『落語への招待』とあるのを見せ、「私も読むのが速ければ、こういう寄り道もできるんだろうけど、あまりにも遅すぎるもんだから、沼には嵌れないんだよなぁ」と打ち明けた。そして、「日曜のNHK短歌で選者が生物学の研究者で、ゲストも生物学の大学教授が来ててね。その方が研究者向けの文章は証拠立てるような書き方をするけど、一般の方向けに書く時は言葉のリズムに注意する、って言っててね。『リズムがあると何となくわかった気になる』って仰ってね」と話すと、「そこまで言う……!」と相手はウケてた。私は「でもリズムがいいと何となく頭に残って、それを思い出してるうちに何か芽吹いてきたり、とかってあるかもね」とふと思いついて言った。それから私は「あまりにもキリが悪いところで中断したからもうちょっと読もう」と言って江國さんの本の続きを2ページほど黙読した後、「俳句の本なのに『ボクシングにWBAとWBCあり』とか書いてあるよ、、凄くリズミカルな本だなぁ。読み終わっても俳句のことを学んだ感じにならないで、雑学とか語り口とかばっか印象に残るだけかも……さすが落語の本を書いてる方だけあるね」と洩らした。今日のハイライトは確実にここだったなぁ。感謝。
② 一日働いて、帰りに二軒の買い物をしてこられた。感謝。
③ 帰宅して弁当箱を洗った後、米を磨げた。感謝。
② 一日働いて、帰りに二軒の買い物をしてこられた。感謝。
③ 帰宅して弁当箱を洗った後、米を磨げた。感謝。